こんにちは、柔道整復師の柘植智行です。
今日は肘の痛みについて書きます。
肘の痛みが出る原因
肘は、日常生活やスポーツなどで痛みが出現することがあります。
使い過ぎ(オーバーユース)
・テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
・野球肘
肘の内側、外側、後ろ側に痛みがでる。
・ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)
外傷によるもの
・肘の骨折
・肘の脱臼
・靭帯損傷
病気によるもの
・変形性肘関節症
・関節リウマチ
・肘部管症候群
その他
・筋肉の疲労や神経の圧迫によるもの
テニス肘について
テニス肘とは、肘の外側上顆に付着する筋肉や腱に炎症を起こし痛みが出現するという疾患です。
テニスをする人に多く発症することからテニス肘と呼ばれていますが日常生活でも発症することがあります。
テニス肘の原因
◯繰り返しによるもの
・テニス等で手首を伸ばす筋肉が繰り返し収縮した際に腱が炎症をおこし痛み生じます。
◯テニス以外の要因
・日常生活動作によるもの(パソコン、料理、子育て、重い物を持つ仕事など)
◯加齢によるもの
・加齢に伴い腱の柔軟性が低下し、損傷しやすくなる。
◯その他の原因
・ラケットの不適合
・フォームが悪い場合
テニス肘の予防
◯ストレッチと筋力トレーニング
◯正しいフォームの習得する。
◯日常生活動作で重い物を持ち上げる際肘に負担がかからないように注意する。
◯適度の休息
・痛みが出現した場合は、休息する事が大切です。
◯テーピング、サポーターを使用する。
野球肘について
野球肘とは、投球動作の繰り返しにより肘の内側、外側、後方に痛みが出現するものです。
主に成長期の子供に多くみられますが大人でも発症することがあります。
野球肘の原因
◯投球動作の繰り返しにより肘への過剰な負荷
◯投球フォームが悪い
◯成長期の骨や軟骨の脆弱性
◯投球数が多い
◯体の柔軟性不足
野球肘の症状
◯投球時や投球直後に肘の内側、外側、後方に痛みが出現する
◯肘の曲げ伸ばしが制限される
◯肘のはれや熱感
◯重症化すると安静時にも痛みが出現する
野球肘の分類
◯内側型野球肘
・投球時の肘の内側への引っ張られる力の繰り返しによるもの
・内側側副靱帯への負担増大
◯外側型野球肘
・投球時の肘の外側への圧迫が原因によるもの
◯後方型野球肘
・投球時の肘の後方への圧迫が原因によるもの
野球肘の予防
◯投球数の制限をする
◯良い投球フォームを習得する
◯ストレッチを行う
◯筋力トレーニングを行う
◯ウォーミングアップやクールダウンを行う
ゴルフ肘について
ゴルフ肘とは、肘の内側にある上腕骨内側上顆に付着している筋肉や腱が使い過ぎによって炎症が出現する疾患です。
ゴルフのスイングの時に肘に負担がかかることで発症する事が多いことからゴルフ肘と呼ばれています。
ゴルフ以外にも日常生活で手首や指を頻繁に使う人にも起こります。
ゴルフ肘の症状
◯肘の内側の痛み
・上腕骨内側上顆に痛みが生じる。
◯手首や指の痛み
・痛みが前腕から手首、指先まで広がることもあります。
◯ドアノブを回したりタオルを絞る動作時に痛み
◯肘の可動域制限
・重症化すると肘の曲げ伸ばしが制限される。
ゴルフ肘の原因
◯繰り返しのゴルフのスイングで肘の内側に大きな負担がかかる。
特にミスショットすると肘に衝撃が集中する。
◯日常で重い物を持ったり指先をよく使う人やパソコンのキーボードの操作の多い人
◯スイングフォームの改善
・スイングの際脇が開いている。
・手打ちになっている
・グリップを強く握りすぎている
◯筋力不足
◯体の柔軟性不足
ゴルフ肘の予防
◯ウォーミングアップやクールダウンを行う
◯ストレッチ
◯筋力トレーニング
◯正しいスイングフォームの習得
◯自分にあったクラブを使う
◯連日のプレイは避ける
◯サポーターを使用する
肘の骨折について
肘の骨折には、スポーツや交通事故、転倒など様々な原因で起こりうる怪我です。
肘の骨折の症状
◯激しい痛み
◯腫れ
◯肘の変形
◯肘が動かせない
◯肘の周辺の内出血
◯神経症状
肘の骨折の種類
◯上腕骨顆上骨折
・肘の上腕骨部分の骨折で5から10才くらいの子供に多い
◯橈骨頭骨折
・前腕の2本の骨の内肘に近い橈骨の骨折で成人に多い
◯肘頭骨折
・尺骨の肘の出っ張った部分(肘頭)の骨折です。転倒などで肘頭を強打した時に発生する。
肘の骨折の治療
◯骨のずれが少ない場合や手術が難しい場合は、保存療法を行う。
・ギプス固定や装具で固定をして自然治癒を待つ
◯手術療法
◯リハビリテーション
肘の脱臼について
肘の脱臼は肘関節を構成する骨の位置関係が外力によりずれてしまう状態です。
肘関節脱臼の種類
◯後方脱臼
・肘の脱臼の中で1番多いもので尺骨が上腕骨の後ろ側にずれる。
・転倒などで肘を伸ばした状態で手をついた時に起こりやすい
◯前方脱臼
・尺骨が上腕骨の前方にずれる
・強い力が加わった際に起こる。(比較的に稀)
◯側方脱臼
・尺骨、または橈骨が外側、内側にずれる脱臼です。
・外側脱臼、内側脱臼に分けられる。
脱臼の症状
◯激しい痛み
◯変形
◯腫れ
◯肘の可動域制限
脱臼の治療
◯整復
・ずれた骨を元の位置に戻す
◯固定
・ギプスやシーネを使い固定をする
◯リハビリ
・関節の可動域訓練や筋力トレーニングを行う。
変形性肘関節症について
変形性肘関節症は、肘の軟骨がすり減ったり骨が変形がおこり肘関節の動きを制限や痛みが出現します。
変形性肘関節症の原因
主に加齢により骨の変形が起こる
スポーツや作業で肘に負担のかかる動作の繰り返しで起こる
骨折や脱臼など外傷の後遺症で起こる
その他
・関節リウマチなど
変形性肘関節症の症状
肘の痛み
肘の腫れ
・関節液の増加により腫れる
肘の可動域制限
肘の変形
神経症状
・手の小指側がしびれる
変形性肘関節症の予防
肘の酷使を避ける
適度の運動
ストレッチ
当院の経絡治療、鍼灸治療は
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