こんにちは！木戸脇緩乃です。
２月も立春を迎え、少し暖かくなりましたね。
しかしまだまだ冬は続き、冷えによる体の不調というのは出てくるかと思います。
今月は、「尿から分かる体のサイン」について
お話ししたいと思います！
尿から分かる体のサインとは？
東洋医学では、五行色体表というのがあり、
ニオイ、食事の好み、話し方、髪、爪などから
体の状態を見分ける考え方があります。
そこで体質診断で二便を問います。
二便とは、「尿と便」の事です。
このニ便には、自分の体の沢山の情報が入っています。冷えがあるのか、熱がこもっているのか、
今の自分の体はどれくらいの疲労度なのか、
何気ない毎日のトイレタイムで自分の体調を知る事ができます。
通常の尿とは？
・色 →薄黄色
・回数→5回から7回
・特徴→尿を出すとスッキリ感がある
このような状態は、健康であると言えます。
尿の色から分かる身体の状態
尿の色からは、今の自分の体が
「冷えているのか、熱がこもっているのか」
を判断することができます。
身体が冷えている状態の尿
→薄い黄色〜透明に近い色で
東洋医学では、「清澄」（せいちょう）と呼ばれています。
身体に熱がこもっている状態の尿
→濃い黄色〜茶色に近い色で
東洋医学では、「赤濁」（せきだく）と呼ばれています。
また、茶色の尿は水分が足りていない証拠です。
すぐに500ml以上の水分補給をしましょう。
これは身体からのサインになります。
水分をとっているのにも関わらず、茶色の尿が出続ける場合は、細菌や、膀胱炎、腎炎など病気が隠れているかもしれません。
一度、病院で診てもらいましょう。
尿の回数から分かる事
１日の尿に行く回数はどのくらいか分かりますか？
人によって、食事の前や後、仕事の前など習慣があると思います。
１日の尿に行く回数で体の「虚実」が分かります。
虚実とは
「虚実」とは、簡単にいうと体が元気かどうかのサインです。
１日の回数が7回以上の方は、「虚タイプ」になります。「虚」の状態ということは体が疲れているという
事になります。体から老廃物を出そうとしてくれていますね。
１日の回数が4回以下の方は、「実タイプ」になります。「実」の状態は、体の中で滞っている状態です。
また１日2回以下の方は、水分不足が原因です。
少なくても500ml以上は水分補給をしっかりとしましょう。
水分を摂っているのに、回数が少ないのも腎トラブルやホルモン異常が考えられます。
一度内科へご相談してみてください。
尿から分かる体質
〜尿から分かる体質4タイプ〜
1.気虚タイプ
尿の量が多い＋色は薄い
このタイプの方で、水分をよく摂っている方は正常な状態です。
ただ、トイレに行く回数が多くて困る場合は冷えが関係してくるので
首、手首、足首を冷やさないようにレッグウォーマーや靴下など冷えから体を守る対策をしましょう！
2.陽虚・実寒タイプ
尿量が少ない＋色は薄い
このようなタイプの方で、むくみが気になる方は陽虚タイプに分けられます。
体の中が冷えている状態なので、体を温める食材を食べて体の中から温めてあげましょう。
3.陰虚タイプ
尿量が多い＋色が濃い
このタイプの方は、保湿性が欠けており、体の中に熱がこもって火照ってしまう状態にあります。
体全体が水分不足な状態なので、ミネラルを含む食材の摂取を心がけましょう。
4.気滞・実熱タイプ
尿量が少ない＋色が濃い
このタイプの方は水分不足で体の中でうまく循環ができておらず、気が上っている状態です。
頭痛や、肩凝りも一緒に起きていませんか？
まずは1日1リットルを目指して水分摂取をしていきましょう。
このように尿からいろんな情報が分かるので
少し意識して生活してみてください。
当院の経絡治療、鍼灸治療は
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