こんにちは、金子泰士です。
今日は「灸治療」について書きます。
灸治療とは①
一般的に灸は、もぐさを燃やして、直接あるいは間接的に経穴(ツボ)に熱刺激を与えるもので、特に冷えの症状に効果があります。
もぐさは、ヨモギの葉の裏についている白く細かい毛(毛茸(もうじょう))を集めて精製されます。
生薬としても鎮痛効果やリラックス効果などの効能があります。
また、灸として用いることで、その熱刺激によって局所の血行が調整されます。
症状に合わせて経穴(ツボ)を刺激することで、さまざまな症状の改善が期待できます。
皮膚の上に直接もぐさを置く灸を直接灸といい、
皮膚ともぐさの間に緩衝物を置く灸を間接灸といいます。
施灸方法によって透熱灸(とうねつきゅう)、打膿灸(だのうきゅう)、温灸、隔物灸(かくぶつきゅう)など様々な種類があります。
また、鍼の柄の部分にもぐさをのせた「灸頭鍼(きゅうとうしん)」を使って身体の深部を温めることもできます。
灸治療とは②
直接灸のなかでもポピュラーなものに点灸があります。
米粒半分ぐらいの大きさのもぐさを経穴(ツボ)にのせて、線香で火をつけます。
燃えきったら、その上に次のもぐさを置いて、また火をつけます。
もぐさが燃え尽きるまでを一壮といい、三~五壮ほどすえます。
冷えが強かったり、身体が弱ってると熱さに鈍感になっているため、そのときには感じるまで灸をすえます。
灸を何壮すえるかは年齢や体質によっても変わります。
一般に、お年寄りや子ども、身体が弱い人には、もぐさを小さくし、壮数も少なくします。
灸にも鍼と同じように補法と瀉法があります。
補法は、ゆっくり時間をかけて経穴(ツボ)を温めます。
柔らかくひねった小さめのもぐさを使い、火は小さいまま、自然に消えるようにします。
瀉法は、かたくひねった大きめのもぐさを使い、一気に燃やします。火を強くするために風を送る場合もあります。
灸治療とは③
昔から灸には、悪阻(つわり)を軽減したり、逆子を改善したり、安産の効果があるといわれています。
婦人科系の症状や消化器系の症状には、内くるぶしの上にある三陰交というツボがしばしば使われます。
灸をすえることによって、むくみやだるさを軽減し、体調を整えて安産に近づけます。
生理痛や冷え、更年期障害の改善にも使われます。
逆子の治療には、三陰交に加えて、足の小指にある至陰というツボを使います。
灸をすえていると、逆子のままであっても難産になりにくいともいわれています。
妊娠中の灸は、まず専門の鍼灸師に確認してすえてもらうと良いでしょう。
婦人科系症状と漢方薬
東洋医学では漢方薬による治療法もあります。
漢方薬治療は、体質を改善し、基礎体力や免疫力を高めることができます。
頭痛、肩こり、耳鳴り、倦怠感、動悸、息切れ、不眠などのいわゆる未病のような状態も漢方薬治療の適応症といえます。
また、女性特有の冷えや、月経不順、月経前症候群(PMS)、更年期障害などの症状に対しても高い効果があることがわかっています。
冷えや月経のトラブルは、気と血の変調によるものが多く、漢方薬で身体の調子を整えることで、血の量が増えたり、血の停滞が無くなり、症状の改善が期待できます。
気と血の流れを改善すれば、血の停滞が原因と考えられる肌のくすみやくま、肌荒れも解消されます。
当院の経絡治療、鍼灸治療は
〜幸せホルモン〜多幸感を与えてくれるオキシトシンの分泌を促し、精神安定物質であるセロトニンの分泌を促進させます。
筋膜リリース (グラストンテクニック)
GTJグラストンテクニックジャパン認定者4名在籍
地下鉄名城線、金山総合駅より徒歩5分。
五十肩、ぎっくり腰の治療が得意な名古屋市熱田区のなみよせ鍼灸接骨院です。
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