こんにちは、鍼灸師の加藤正博です。
今回は内生五邪について書いていきます。
目次
内生五邪とは
体内で発生する六淫のような病態のことで、
臓腑や生理物質の失調によって引き起こされる。
六淫との違いは発生する過程です。六淫は気候変化などによるもので、表証、実証となる。
内生五邪は臓腑機能の失調で起こり、裏証、虚証となります。
内風、内寒、内湿、内燥、内火、内熱に分類できる。
内風について
内風とは
血虚、陰虚、実熱によって起こる。
痙攣、眩暈(めまい)、振戦など揺れる、震えるような症状がみられることです。
内風は肝の機能失調との関連が強い。
なので、症候は筋肉、目、精神活動の異常として現れることが多い。
内寒について
内寒とは
体内を温めることができず、寒がり、四肢の冷え、顔色が悪い、消化不良などの症候がみられる病態です。
冷たい飲食物の過食などにより、臓腑の機能失調や陽気の損傷により起こる。
陽気(暖かい気)を補うため、湯船につかり、手足を温めることが大切です。
内湿について
内湿とは
大量の水分摂取や脾臓、肺、腎臓、三焦などの機能が失調することによって、水液の代謝が妨げられ、痰湿が停滞してしまう。
それによって、浮腫や下痢、倦怠感、疲労感などが起こる。
散歩や運動をすることにより、身体から余分な水分を排出することが大切です。
また、消化器系(胃、脾)の機能を回復させ、水分の代謝をよくすることも必要です。
内燥について
内燥とは
陰液が不足したため組織、器官が潤いをなくし乾燥すること。
多汗、出血、下痢、嘔吐などによって陰液が流出したり、熱によって損傷されることによって起こる。
皮膚の乾燥や口渇、目の乾燥などの症候がみられる。
内熱・内火について
内熱・内火とは
温性の飲食物の過食、臓腑の機能失調、痰湿、瘀血の熱化によって熱証がみられる。
陰陽のバランスが崩れて陽が強くなりすぎている状態です。
内火は内熱よりも熱証の程度が強く、体の上部に影響を及ぼすことが多い。
めまい、ほてり、頭痛などの起こる。
病機について
病機とは
疾病が発生するに至った経過やメカニズムのことです。
自然界の現象は生体内でも同じように起こると考えられています。
病因、病位、病性などを把握し臓腑や生理物質の相互作用を理解することが大切です。
病因
疾病の原因のこと
病位
機能失調が起こっている場所
病性
疾病の性質のこと。例えば虚実や寒熱です。
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