こんにちは、柔道整復師の柘植智行です。
今日は日常で最も頻繁に起こる外傷の一つ、打撲についてお話しします。
打撲(打ち身)とは
打撲は転倒や衝突、あるいは何かにぶつかるなどの強い外力が
身体の一部に直接加わることで生じる軟部組織の損傷です。
「打ち身(うちみ)」とも呼ばれます。
皮膚、筋肉、脂肪組織、血管などが衝撃を受け、
組織内の血管が破れることで内出血や腫れが生じるのが特徴です。
スポーツ活動中や日常生活で頻繁に起こる怪我ですが、
損傷の程度によっては奥の骨折や内臓損傷を伴う危険性があるため、
適切な初期対処が重要です。
打撲の主な原因
打撲は、身体に強い鈍的な外力が直接加わることによって生じます。
主な原因として、以下の3つのカテゴリーが挙げられます。
転倒・衝突
• スポーツ活動中に、選手同士がぶつかる(コンタクトスポーツなど)。
• 日常生活において、階段や平坦な場所でつまずき、地面や床に身体を強く打ち付ける。
• 歩行中や作業中に、壁や柱などの固定された物体に身体を強くぶつける。
外部からの衝撃
• 野球のデッドボールや、サッカーボールなどの硬い球技用具が身体にぶつかる。
• 格闘技や武道などにおける、相手からの打撃や突き。
• 家の中などで、家具の角やドアに身体の一部を強く打ち付ける。
事故による外力
• 交通事故などによる、非常に強い鈍的な外力。
この場合、単なる打撲だけでなく、内部の骨折や内臓損傷を伴う危険性が高くなります。

打撲の種類について
打撲は衝撃を受けた部位や損傷の深さ、重症度に応じて分類され、
それぞれ注意すべき点や症状が異なります。
1. 部位による分類
外力が加わった部位により、以下のような種類に分けられます。
体幹部の打撲(胸部、腹部、背部)
• 特徴
骨や筋肉だけでなく、内臓に損傷が及ぶ危険性が最も高い種類です。
• 注意点
単なる打ち身と軽視せず、呼吸困難、激しい腹痛、血尿、
意識障害などがある場合は、直ちに内科や外科の診察が必要です。
四肢の打撲(腕、脚)
• 特徴
日常生活やスポーツで最も頻繁に発生します。筋肉や脂肪組織の損傷が主です。
• 注意点
関節周辺の打撲は捻挫や脱臼を併発している可能性があり、
強い痛みや変形がある場合は骨折の鑑別が必要です。
頭部の打撲
• 特徴
脳や頭蓋骨に衝撃が伝わりやすい部位です。
• 注意点
意識が朦朧とする、吐き気や嘔吐、手足のしびれ、
強い頭痛が続く場合は、脳神経外科での検査が必要です。
2. 深さによる分類
損傷がどの組織まで達しているかによって分類されます。
皮膚打撲(皮下組織打撲)
• 特徴
比較的浅い部分の毛細血管が破れ、青あざ(皮下出血斑)が主に見られる軽度の打撲。
筋打撲(筋肉挫傷)
• 特徴
筋肉組織に損傷が及び、激しい痛みや腫れが伴います。
筋肉の機能が低下し、力を入れにくくなることがあります。
骨膜打撲
• 特徴
骨の表面を覆う骨膜に強い衝撃が加わったもの。
骨折はないものの、骨膜には神経が豊富にあるため、非常に強い痛みを伴います。
3. 特殊な打撲
血腫(けっしゅ)
• 特徴
損傷した血管から大量に出血し、組織内に血液の塊が形成された状態。
通常の青あざよりも大きく硬いしこりとして触れることがあります。
吸収に時間がかかる場合や、切開による処置が必要になることがあります。

打撲の主な症状
打撲の症状は通常、受傷直後よりもしばらく経ってから腫れや痛みが強くなる傾向があります。
• 痛み(疼痛)
患部を動かしたり、押したりしたときに感じる痛み(圧痛)。
• 腫れ(腫脹)
損傷部位が炎症を起こし、腫れが出る(頭部の場合は「こぶ」になることも)。
• 内出血(皮下出血斑)
破れた血管から出血した血液が皮膚の下に溜まり、青紫色(青あざ、あおたん)となって現れる。
• 熱感
損傷部位に熱を帯びることがある。
• 機能障害
症状が重い場合、痛みや腫れにより、関節の動き(可動域)が制限されることがあります。
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