こんにちは、鍼灸師の加藤正博です。
今回は特殊鍼法について書いていきます。
目次
特殊鍼法とは
特殊鍼法とは、毫鍼以外の鍼や毫鍼を応用した鍼法です。
小児鍼
小児特有の病態(疳の虫など)を対象とした鍼治療を小児鍼と言う。
症状改善や体質改善を目的として皮膚刺激を中心とする鍼施術を行う。
小児科医の藤井秀二が軽微な皮膚刺激を特徴とする技術を普及させた。
それ以降、日本では刺入を伴わないか、ごく浅い刺入を行う鍼法が小児の鍼治療として一般化した。

小児で用いる鍼について
毫鍼を用いる場合もあるが、通常は皮膚表面への軽微な刺激を行うため、
鋭利な鍼尖をもたないものを使う。
鍉鍼、いちょう鍼、うさぎ鍼、ローラー鍼、振子鍼などを用いる。
対象
学童期までの小児が対象となる。
鍼刺激に対して過敏、抵抗感のある成人も施術の対象となることもある。
方法
接触、叩打、押圧、軽擦、軽く引っ掻くなどの皮膚刺激を与える。
刺激部位は経絡や経穴に限定されず、身体の広い範囲が対象となる場合がある。

皮内鍼法について
特徴
赤羽幸兵衛の発案で、細く短い鍼を筋層へは刺入せず、
皮内に水平に刺入し長時間留置して、持続的な刺激を与えるものです。
鍼柄は体内に入らないように円形か板状で工夫されています。
適応
疼痛性疾患などに対して行う。
方法
圧痛点などを体表反応を確認しながら刺鍼部位を決定する。
ピンセットを用いて刺入しテープで固定する。

円皮鍼について
特徴
円皮鍼は画鋲状になった短い鍼を垂直に刺入する。
皮内鍼と同様に持続的な刺激を与える。
中国では撳針(きんしん)と呼ばれ、耳鍼に応用されることが多い。
適応
疼痛性疾患やスポーツ競技者に用いられることが多い。競技時の筋痛、筋疲労に効果があると言われる。
方法
圧痛点などを体表反応を確認しながら刺鍼部位を決定する。
ピンセットを用いて刺入しテープで固定する。
またテープ付きのものも多く利用されている。

灸頭鍼法について
方法
置鍼した鍼の鍼柄にモグサを球状に付け点火する。
鍼の機械刺激と灸の温熱刺激を同時に身体に与えようとするものです。
温熱効果を強くする場合、モグサを数回取り替える。
鍼はモグサの重量を支えるため、あるいは皮膚との距離を保つため50mm、20号鍼以上のステンレス製の単回使用毫鍼を使用する。
また、鍼柄が金属でカシメ式のものを使用する。
適応
肩こり、腰痛、下痢、下肢冷えなど。

低周波鍼通電療法について
方法
刺入した鍼に低周波の電気を流す方法です。
使用する鍼は、通電による腐食を考慮して20号以上のステンレス製の単回使用毫鍼を使用する。
適応
肩こり、腰痛、背部痛、疼痛性疾患など。
注意点
心臓ペースメーカーや埋め込み型除細動器などを使用している方は、治療ができない(絶対禁忌)とされています。
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