こんにちは、鍼灸師の加藤正博です。
今回はお灸について書いていきます。
目次
灸の材料について
もぐさとは、灸の材料となるものです。
ヨモギ(蓬)の葉を原材料として製造されます。
燃焼時に、人体の皮膚、組織に対して温熱刺激を与えることができるため、古くから疾病の治療や養生法として利用されてきました。

ヨモギについて
ヨモギとは
ヨモギは山野に自生する多年生植物です。春に芽を出し成長して、秋には白い花を咲かせます。
新葉は食用にしても美味しく、緑色が鮮やかであるため、草餅やよもぎ餅などの材料にも利用されます。
煎じたり、粉末にしたりして健胃、整腸剤として用いられることもあります。

モグサの製法について
5〜8月頃にヨモギを採集し、葉のみを2〜3日間直射日光に晒します。
製造直前に加熱して乾燥させ、含水率を3%以下にする。
石臼でひいて、けんどんや長通しと言われる篩にかける。さらに、唐箕で細かい夾雑物を除去する。
モグサは製造度の違いで数段階の品質に分けられ、使用目的に合わせてそれぞれに使用されます。

構造と成分について
モグサは、主にヨモギの葉の裏側にある毛茸と腺毛からできている。
毛茸
キク科植物などの葉や茎などに密生する白い毛のことで、ヨモギの毛茸はT字をしたものが多い。
腺毛
揮発性の精油が含まれている。主成分はシネオールで燃焼によりモグサ独特の芳香を発する。
他にモグサの線維はタンパク質、ビタミンB、ビタミンCなどを含んでいる。

モグサの質について
モグサの質は産地、製造方法や精製度合などによって異なるが、芳香の良い、熱刺激が緩和なものが精製度が高い。
しかし、間接灸用モグサなどには熱刺激の強い精製度が低いものがよく用いられる。
なので、用途に合わせて選ぶと良い。
精製度高いものの特徴
芳香、手触りが良い。線維は細かく雑物は少ない。
精製度低いものの特徴
香がイマイチで、手触りは硬い。
線維は荒く、雑物も多い。

モグサの種類について
高精度モグサ
患者の皮膚に直接のせて施灸する透熱灸などに用いられる。
施灸時に指で適当な大きさに艾炷にひねって使用する散モグサと、モグサをあらかじめ一定の太さの円柱状の艾炷にした切モグサがある。
中精度モグサ
灸頭鍼などに用いられる。熱量が適度にあり、まとまりやすいので、鍼柄につける時も形が崩れず落ちずらい。
低精度モグサ
隔物灸、棒灸など間接的に皮膚に熱刺激を与える時に用いられる。
火力が強い。

線香について
お灸の時用いる線香とは
線香はタブの樹皮や葉、スギの葉などの粉末を主原料とし、着色料、香料などを混ぜて乾燥させたものです。
施灸には無臭で、燃焼後の灰が少なく、着火しやすい線香を用いることが望ましい。
太さは3㎜程度で折れにくいものが良い。
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