こんにちは、鍼灸師の加藤正博です。
今回は切診について書いていきます。
目次
切診とは
手指や手掌を直接患者の身体に触れて、
施術者の触覚や患者の触れられた際の感覚などから心身の状態を確認する方法です。
触れる、撫でる、擦る、押す、つまむなどをして情報を得る。
腹診、経穴診、脈診などがあります。

反応について
切診で確認できる反応は、圧痛、硬結、陥下、膨隆、緊張、乾燥など様々です。
皮膚や筋肉、腱などに存在して他の健康な部位とは異なる領域になっています。
反応が出現する部位は臓腑、経絡と相関関係があり出現した部位により、失調した臓腑や経絡を推察する。
治療により反応が消失すると、患者の愁訴にも変化が生じる。

反応の分類について
反応の分類
圧痛 施術者が圧を加えた時に患者が自覚する痛み。
圧を加えると快いものと不快のものがある。
硬結 皮下組織、筋、腱などに存在する。触知できる限局した形を持つ硬い部分のこと。
陥下 皮膚がくぼんでいる状態のこと。
膨隆 盛り上がっている状態のこと。
緊張 皮膚や筋に突っ張った感じがあり、硬さがあるもの。 膨隆を伴うものや厚みがあるもの、皮膚表面のみに感じるものなど様々なものがあります。

腹診について
腹診とは
腹部で行う診察法で、主に触診により行われる。
患者を仰臥位にして、足を伸ばした状態にし、施術者の手掌や指腹を使って行う。
軽く触れることで、皮膚の温度、乾燥や湿り気、圧痛、緊張、硬結などを感じとる。
健康な状態の人のお腹は、全体的に温かく適度な艶と潤いがあり、上腹部が平で下腹部がふっくらとしている。
そして、適度に弾力があり、圧痛、緊張、硬結などがない状態のものです。

難経系腹診について
難経系腹診とは
難経十六難では、五臓と病の関係を、臍を中心としてそれぞれ割り当てられています。
臍の左側は肝臓、上は心臓、右側は肺、中央は脾臓、下は腎臓が割り当てられています。
この部位を触診することで、硬結や緊張、寒熱などを確認します。
邪気の部位や異常のある臓腑を判定し、治療の方針を決定します。

傷寒論系腹診について
傷寒論系腹診とは
湯液治療において良く用いられる腹診法です。
確認するべき状態は主に4つあります。
心下痞鞕 心下部(みぞおち)のつかえ、硬く抵抗感のあるもの。
胸脇苦満 季肋下部の苦満感や圧痛があるもの。
小腹不仁 下腹部に力がなく、フワフワとしていて知覚鈍麻があるもの。
小腹急結 左の下腹部に抵抗感や硬結のあるもの。
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