こんにちは、鍼灸師の加藤正博です。
今回は脈診について書いていきます。
目次
脈診とは
脈の速さや拍動の状態、強弱などの脈の状態から臓腑、経絡の異常などを推察する方法のことです。
脈診は、脈象を診る脈状診と各脈診部位に現れる脈の状態を比較して診る比較脈診に分かれます。
また、診る部位の違いにより、三部診法、寸口診法などがあります。
現在では寸口診法が一般的に使われています。

寸口診法について
寸口診法とは
前腕前面下部の橈骨動脈拍動部で診る方法です。
動脈拍動部に示指、中指、薬指を添えて動脈の状態を確認します。
脈は手の太陰肺経であり、五臓六腑の気血が循環する発着点です。
なので、五臓六腑の気血の盛衰や臓腑の機能がこの部位に反映されます。

脈状診について
脈状診とは
動脈拍動の状態を捉えることにより、気血の盛衰や病邪の影響を把握します。
それによって、患者の状態を推察します。
健康な人の脈を平脈、病気のある人の脈を病脈といいます。
祖脈
脈状診を行う上で、基本となる脈のことです。
深さ、速さ、強さを確認します。
深さは、浮-沈 速さは、遅-数 強さは、虚-実
と表されます。

脈の構成要素について
基本の要素について
基本となるのは、浮-沈、遅-数、虚-実です。
浮-沈
浮は指を軽く当てただけで拍動を感じることができるもの。沈は軽く当てただけでは拍動を感じることができず、筋骨の間(深い所)で感じることができるもの。
遅-数
一息4〜5拍が基本です。
それより遅いと遅脈、速いと数脈です。
虚-実
拍動の強弱を表します。
指を押し返す力が弱いものを虚、力強く押し返すものを実といいます。

寸口診法のやり方
診察方法
姿勢
患者を仰臥位(仰向け)、または座位とします。
手関節を自然に伸ばした状態で、脈診部位が心臓と同じ高さにします。
指の当て方
橈骨茎状突起を基準にして、中指を橈骨動脈拍動部に当てる。その後、示指、薬指を動脈拍動部に置く。
指の位置が確定したら、動脈に圧をかける。
その変化を感じとることによって、患者の状態を確認します。

六部定位比較脈診について
六部定位比較脈診とは
左右の手首付近で6つの部位を診る。
それぞれに臓腑の配当があり、脈の強さを比較して臓腑の異常を探します。
右手の手首に近い所から、肺、脾・胃、腎となります。
左手の手首に近い所から、心、肝・胆、腎となります。
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