こんにちは、鍼灸師の加藤正博です。
今回は東洋医学について書いていきます。
目次
東洋医学とは
約2000年前に中国で生まれた考え方です。
そして、東洋医学は周辺の東アジア諸国にも広がりました。
鍼灸、按摩、漢方などを用いて人々の健康を支えてきました。
東洋医学の理論
人と自然、環境との調和、統一性を大切と考えています。
これを「天人合一思想」といいます。
その他にも、陰陽学説、五行学説という考え方が存在しています。
これらの理論を組み合わせる事によって、様々な症状に対応して治療を行っています。
生理物質について
生命活動を維持するために必要不可欠な物質です。
精、気、血、津液があります。
精とは
組織、器官を滋養する。
先天の精、後天の精があり、人体の成長や気、血を生成する事に役立つ。
精が不足すると発育不良、耳鳴り、虚労(疲労)などが起こります。
気について
気とは、人体を構成する目には見えない、エネルギーです。
気の作用について
推動作用 成長や臓腑の働きを促進する。
温煦作用 組織、器官を温める。
古摂作用 生理物質を正しい場所にとどめ、流出するのを防ぐ
防御作用 外邪(病気、ウイルス) が体に侵入するのを防ぐ
気化作用 変化を引き起こす。
例えば食べ物を血や精、津液に変化させる。
血について
血とは、脈中を流れる液体で、豊富な栄養分を含んでいる。
営気、津液、精により構成されており、全身をくまなく巡っている。
血の作用
滋養 人体の正常な生理機能を発揮させる。
また、感覚や運動の維持にも関わる。
神(しん)の維持
神とは生命、精神、意識活動を意味しています。
津液について
津液とは、体内に存在する正常、病的な水分のこと。
飲食物から脾の機能によって吸収される。
津液の作用
滋潤作用 体表、体内の臓腑に栄養を与える事。
また目、鼻、口を潤す。関節の動きを滑らかにする。
津液が不足する事によって、口や喉の乾き、皮膚の乾燥、尿量が減少するなどの症状がみられる。
東洋医学と西洋医学について
日本では主に、欧米で発達した医学を西洋医学、主に中国で発達した医学を東洋医学と言います。
現代の日本では西洋医学が主流となっております。
西洋医学の考え方
解剖、生理学や客観的な評価基準を重要とする。
様々な症状を局所の病変と考える。
なので治療は基本的には局所に限定している。
東洋医学の考え方
身体を部分(臓器)ごとに分けるのではなく、全体のバランスを重要とする。
絶対的な基準はなく、多数の臨床経験に基づき人間の持っている自然治癒力を高めることを大切にしている。
当院の経絡治療、鍼灸治療は
〜幸せホルモン〜多幸感を与えてくれるオキシトシンの分泌を促し、精神安定物質であるセロトニンの分泌を促進させます。
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