こんにちは、柔道整復師の柘植智行です。
今日は、狭心症について書きます。
狭心症とは
狭心症は動脈硬化が原因だけではなく、動脈硬化が進んでいなくても起こるタイプもあります。
自分には関係ないと思っている人がいますが、注意が必要です。
心臓の筋肉に酸素や栄養を送るために、心臓の表面には冠動脈と言う血管が走っています。
冠動脈が狭くなったり、心臓に十分な酸素が送り届かなくなると狭心症が起こります。
冠動脈が急に詰まって、血流が途絶えると心筋梗塞が起こり、突然死に至ることもあります。
狭心症の多くは、冠動脈の内側にコレステロールが溜まり、動脈硬化が原因で起こり、
主に胸の痛み、圧迫感、発作が怒られます。
一方、動脈硬化原因としない狭心症もあります。
狭心症の主な症状
◯胸の痛み
◯胸の圧迫感
◯動悸
◯息切れ
◯疲労感
狭心症の分類について
狭心症の分類について書いていきます。
動脈硬化を原因とする狭心症
・原因
冠動脈の内側にコレステロールなどが溜まって塊ができ、冠動脈が狭くなって血流が悪くなります。
・症状が現れるのは運動時
歩いた時、階段の上り下りした後が運動時に症状が現れやすく5分ほど休むと回復することが多いです。
動脈硬化を原因としない狭心症
・冠攣縮性狭心症
・微小血管狭心症
冠攣縮性狭心症
◯原因
何らかの原因で冠動脈痙攣してしまい、一時的に収縮する詳しい原因は、不明。
◯40才代から50才代の働き盛りの男性に多い。
◯症状が現れる時
夜間から早朝安静時に起こることが多い。
酒を飲んだ翌朝におこる。
微小血管狭心症
◯原因
冠動脈から別れた微小な血管の内腔が狭くなって、血流が悪くなる。
◯更年期以降の女性に多い。
◯女性ホルモンの分泌低下が原因
・症状が現れる時
運動時でも安静時でも痛みが15分から30分ほど続くことがある。
冠攣縮性狭心症、微小血管狭心症の診断について
冠攣縮性狭心症の診断
問診
・冠攣縮性狭心症の症状があるかを確認する。
・ホルター心電図
24時間にわたり心電図を記録して発作の起きた際の心電図の変化を確認する。
・誘発試験
冠動脈内に収縮を誘発させる薬を注入して冠動脈の異常な収縮の有無を確認する。
微小血管狭心症の診断
◯PETやMRI、冠動脈造影検査を行う。
・心筋の血流の変化を確認する。
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