こんにちは、金子泰士です。
今日は「美容鍼灸」について書きます。
美容鍼灸とは
最近では、美容分野でも鍼灸が広く用いられています。
ある程度気をつけていても、日頃のストレスや不規則な生活、睡眠の質の悪化などで身体のバランスは乱れがちです。
東洋医学的な治療で五臓のはたらきを良くすることで、それぞれの五臓と関わりの強い、髪、皮膚、目などの不調を改善し、健康的な美しさをサポートすることができます。
また、顔に局所的に鍼を使って、シワをとる、むくみをとる、シミやクマをとる、といった美容効果を期待する方法もあります。
東洋医学の考え方では、主訴となる症状は同じでも、ひとりひとり原因が異なる場合があります。
原因によって、治療対象となる五臓や治療する経穴(ツボ)が決まっていきます。
例えば、顔のシワの原因は腎、脾、肝のいずれかにあることが多いとされています。
腎が変調して腎精が不足すると、粗く細かなシワが多くなったり、顔色が悪くなります。
脾が変調して気血が不足すると、細いシワが多くなったり、皮膚が乾燥して顔色が白くなります。
肝が変調して肝の気と血が停滞すると、若いのにシワが多くなったり、顔色が暗くなったり、シミや肌荒れになります。
特に顔のシワや肌のシミの多くは、肝がストレスなどで変調して起こります。
また、目の下のクマやたるみの原因は、飲食の不摂生や疲労で脾が弱っていることが多いと考えられます。
原因がわかれば、自ずと改善策が見えてくるでしょう。
スポーツ鍼灸について
スポーツの分野で活用される鍼灸はスポーツ鍼灸といわれています。
故障したときの治療はもちろん、怪我を防いだり、疲労回復を早めるといった目的で行われます。
多くは痛みを軽減するために使われていたスポーツ鍼灸ですが、最近ではトレーニング自体に東洋医学の考え方を取り入れて全身の状態を調節しながら、最適な練習を提案していくこともあります。
同じ筋肉を繰り返し使っていると疲労が溜まり、怪我をしやすくなります。
練習後に鍼灸治療を行うことで、溜まった疲れをとり、筋肉の状態を回復させます。
そうすることで怪我の防止だけでなく、良いコンディションを保ちやすくなります。
また、精神的に安定させる効果も期待できます。
「緩和医療としての鍼灸」について①
今日は「緩和医療としての鍼灸」について書きます。
がん患者の6~7割が痛みを訴えるといわれています。
強い痛みは、生きる気力さえ失わせることがあり、QOL(生活の質)が著しく下がります。
その他にも、呼吸困難、吐き気、倦怠感などの症状も強くあらわれます。
心理面では、がんの進行や死への恐怖や不安があります。
痛みなど不快な症状を抑え、精神的なケアを行うことで、そういったがん患者と家族の苦しみを和らげ、
より充実した生活を送れるようにする医療を緩和医療といいます。
以前は末期がん患者に対して行われることが多かったのですが、現在ではQOLが下がらないよう、
より積極的にがん治療に取り組めるよう、治療の初期の段階から行われるようになりました。
国立がんセンター中央病院では1985年(昭和60年)から緩和医療に鍼灸を取り入れています。
「緩和医療としての鍼灸」について②
今日は前回に続いて「緩和医療としての鍼灸」について書きます。
緩和医療では主に、痛み、便秘、倦怠感、むくみ、冷え、長期臥床で生じる筋肉などの疼痛、放射線治療や抗がん剤の副作用である吐き気などの軽減を目的に鍼灸治療が行われています。
灸の温かさによるリラックス効果などの心理的な効果も期待できます。
副作用がほとんど無く、治療薬や西洋医学の治療と併用でき、病気の初期から末期にわたって行うことができます。
モルヒネなどの鎮痛薬が効きにくい神経の障害の痛みにも効果があるといわれています。
国立がんセンターでは、担当医と看護師、精神科医、管理栄養士、理学療法士、緩和ケア医らが連携し、患者の心身について情報を共有し、治療方針を調整します。そうした緩和医療のグループに鍼灸師も所属します。
当院の経絡治療、鍼灸治療は
〜幸せホルモン〜多幸感を与えてくれるオキシトシンの分泌を促し、精神安定物質であるセロトニンの分泌を促進させます。
筋膜リリース (グラストンテクニック)
GTJグラストンテクニックジャパン認定者4名在籍
地下鉄名城線、金山総合駅より徒歩5分。
寝違え、坐骨神経痛の治療が得意な名古屋市熱田区のなみよせ鍼灸接骨院です。
名古屋の熱田区以外の東海市、岡崎市、春日井市からもたくさんの患者さんにお越し頂いています。
国内でもグラストンテクニックを受けられる数少ない治療院です。
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